鉄製のフライパンの手入れ方法は?錆ついたときはどうする?ポイントはこれ!テフロンのフライパンは確かに便利。

油も減らせるし、
こげつかないし洗ったときに気持ちいい~


しかし、どうしても経年劣化はあって、
テフロンがはげてきたらやっぱり油も必要。

見た目もイマイチ美しくなくなってきて、
健康面大丈夫かいなと思いながらも、
買い替えるタイミングを逃し、
なんとなく勿体なくて、ずるずる使い続けてしまって・・・


という経験はありませんか?
上記はそのまま、数年前までの私です!(笑)

一時期、「燻製は家で作れる」なんてのが流行ったとき、
鉄のフライパンでもできるという情報を得て、
物の試しで鉄製フライパンを購入してみたところ、
これが大変便利!

燻製は一度しか作っていませんが(笑)、
かれこれ3年、フライパンとして重宝しております。

鉄のフライパンって、
ガス火じゃないとメリットないんでしょ?

という声に対しては、
オール電化の我が家が
IHでもメリットありますよ!
とはっきり証明。

という素材自体が熱伝導率がいいので、
テフロンでは考えられない熱で
しゃっきり素早く調理ができるんですよ

鉄鍋超オススメ!の私が、
鉄鍋について実体験を交えて
その良さをお伝えします!

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鉄製フライパンの錆びの処置法は?

「鉄」ですので、当然「錆」はつきものです

中学生のころ、理科で
酸素(O)と鉄(Fe)が化合したら酸化鉄(FeO)になる
とかやった記憶がありますか?

あの「酸化鉄」がのこと。

つまり、
酸素あるところに鉄をおいてたら、
必ず錆びるのです。


も化学式はH2O酸素(O)を含んでいますので、
水がついた状態のままでもが発生します。

(化学について興味がある方のために、
後の方でこのへんのお話を詳しめに記述しています。
ややこしい話はいや!という方は
そのへんすっとばして読んでくださいね。)

毎日ちゃんとお手入れして使っていたら、
錆はつきにくくなりますが、それもなかなか難しいですね。

というわけで、
錆のお手入れ方法について。

まずは、この動画をご覧ください。



つまり、必要なものは
目の粗い紙やすり」「目の細かい紙やすり」「」。
この三つです。

昔は、やれクレンザーだ、金たわしだと
力技でガシガシ洗っていたような印象がありますが、
これをしてしまうとフライパンの表面に傷がついてしまい、
鉄製フライパンの要である油膜が張りりにくくなってしまいます


こうなると、炒め物が焦げ付きやすく、使い勝手がよくありません

とにかくフライパンの表面を滑らかに保つことが、
鉄製フライパンにとって重要なのです。

ですので、焦げは、まずこすり落としたあと、
周囲と馴染むよう滑らかにし、最後に錆と一緒に
落とした油膜を張りなおす、という作業が必要なのです


このとき、必ず一度空焼きして
水分を完全に飛ばしてから油を加熱してください。

水が残っていると、油を熱したとき残った水が
水蒸気になってはぜるので、油が跳ねて危険です。
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鉄フライパンを再生した後の注意点は?
普段の手入れはどうすればいいの?

お皿など、普段料理に使うものを洗うときは
いかに油を落とすか」に注意します。

油が残っていてはギトギトになるので、
洗剤を使いアクリルたわしを使い、
油を落とすわけです。

一方、鉄鍋はその逆
いかに油を落とさないか」がポイントです。

油膜を張ることで、食材が鍋肌にくっつかず、
焦げ付かず高温で炒めることができるようになるので、
洗剤などの界面活性剤を使用すると
これらの利点がなくなってしまいます。

一つの鉄製フライパンを長年使い続けて、
この油膜をしっかりなじませ使いやすくすることを
育てる」と表現することもあるそうですよ。

さて、では一旦錆とともに油膜のとれてしまった
フライパンを育てるには、どうすればいいのでしょうか


油膜を張り直す手順は
1.高熱で鉄の表面に酸化被膜をつくる(加熱で酸素と化合させる)

2.たっぷりの油を熱して油膜を張る油慣らしをする

この2つです。

1 → 洗ったフライパンをひたすら熱します。

熱することで「黒錆」が発生します。

黒錆は、普通に鉄が錆びてできる「赤錆」と異なり、
フライパンをコーティングして守ります。

これはIHでは安全機能が働いたりして
なかなか高温になりません。

ガス火の家でも、白煙があがるので火災報知器が鳴るケースあるようですので、
ホームセンターでガスバーナーを購入して外でやるといいでしょう。

ちなみにうちは力技ですが、
ベランダにてカセットコンロでやりました。

2 → この黒錆の上に油のコーティングを作ります。

2重でフライパンを守ります。

油はたっぷり、フライパンの大きさにもよりますが、
底にたまっているのがわかるぐらい入れます。

弱火で加熱し、あったまってサラッとしてきたら
中火ぐらいに強めて、白煙があがるようになったら
油がこぼれないようにフライパンを傾けながら
まんべんなく油を馴染ませます

この油はオイルポッドに戻します

フライパンに残った油をキッチンペーパーなどで
全体に塗って終了。

ですが、もうひと手間かけられるなら、
ここで再度大匙1杯程度の油を加熱して、
くず野菜などを炒めてください。

くず野菜から出る水蒸気
油の層を厚くしてくれるそうですよ。

さて、それではいざ本番

最初のうちは、
タンパク質から炒めたりするのは
やめておきましょう


ある程度フライパンが育たないと、
すぐくっついたりして使いづらいです


野菜炒めなどでじっくり育てましょう。

そして、育てるにあたっては
毎回の調理後が大事

気を付けるポイントは
・中身は全部お皿などに移し、フライパンをお湯で洗う

・中身は全部お皿などに移し、フライパンをお湯で洗う

・洗剤など使用しない

・亀の子たわしやささら、ナイロンスポンジなどを使用する。
金たわしはNG

・洗い終わったらすぐ熱して水気を飛ばす。
少しでも残ると錆になるので注意

・暫く使わない時は、キッチンペーパーなどで
全体に油をひいておく(赤錆防止)

箇条書きにしたらえらく条項が多くなって面倒な感じがしますが、
要は「お湯で汚れだけこすり落としてね!」というだけのことです。

油膜を取ってしまうような
ギシギシの洗い上げにしなければ大丈夫。

具体的に、動画をつけておきます。



最後、ティッシュを素手で持って油を塗っていますが、
熱いし危ないので、私は菜箸でやっています。

最初のうちは、焦がしてしまって
焦げを取るのが厄介だったりしますが、
この場合は
フライパンに水を入れて加熱、
しばらく沸騰させて冷ましてから
こすればだいぶ楽に落ちますよ


そして、次回使用するときは再度、
多めの油をしっかり熱してから捨て
(オイルポッドに戻してもOK)、
改めて熱したフライパンに大匙1程度の油
馴染ませてから使用するようにしましょう。

これを続ければ、次第に
食材がくっつかない
使いやすいフライパン

になりますよ!

<化学のおはなし>

小学校の鉄棒なんかを握ると、
ある程度年数の経っているものは
手にイヤ~な臭いと、
赤茶色のさびがついたりしませんでしたか?

普段私たちが「さび」と呼ぶ
この赤茶色のものは「赤錆」と呼ばれます。

赤錆は、いわゆる常温で発生する酸化鉄の一種で、
Fe2O3=鉄原子2:酸素原子3で構成されます。

鉄を腐食させるので放置しておくと
鉄はボロボロになります。

は本来、イオン化しやすい不安定な物質ですので、
放置していると腐食が早いのです。

一方、この見出しで「黒錆」と書いたものは、
酸化鉄の中でも「四酸化三鉄」と呼ばれる
Fe4O3=鉄原子4:酸素原子3で構成されるものです。

これは、赤くなるほど熱した鉄に水蒸気を反応させることで精製できます。

黒錆は、
とても薄くとも内部の鉄をしっかりコーティングします。

ただ、手入れをしなければ
やはり性質が変化してしまいます。

料理で使用する塩は、「塩化ナトリウム」であり、
NaClであらわされます。

イオンの勉強でよく利用されるように、
これは水中でNa+Cl-に分離します。

このCl-は、鉄の保護皮膜を破壊します。

フライパンの中に料理をおいておくと、
このCl-がずーっと鉄に触れ、
保護皮膜をどんどん破壊していきます


フライパンの中身をすぐに出した方が
いいのは、このためなのです

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鉄製フライパンのメリットは?

手早く美味しく炒め物

最大のメリットはこれ

IHは、
ガス火より火力が弱いといわれますが、
熱源を強めればにすればテフロンとは
比べ物にならないぐらい早く、
色鮮やかにシャキッと炒め物ができます
(そもそもテフロンは中火以上で使用すると
早く傷んでしまいます)。

あまり火力を強くしすぎると、
一瞬で食材が焦げてしまうこともあり
(料理ヘタですみません・・・)、

実は個人的には、
鉄鍋はIHのほうが使い勝手がいいのでは?
と思っています。

実際ガス火で使用したことがないので、
あくまで憶測ですが・・・。

鉄分補給

鉄製フライパンの注意書きに
もやしなどが黒くなることがありますが、
鉄と反応しているだけ。食べても大丈夫

的な記述がなされていることがあります。

要は、
食事に自然と鉄分が入っている
というわけです。

最近、鉄分不足が問題になっていたりもしますが、
鉄製フライパンで作った料理には確実に鉄分が含まれます。

サプリを飲む金額と手間を省くことができます!

育てる楽しみ

これは多少マニアックというか・・・(笑)

鉄製フライパンは最初は確かに扱いづらいです
重いし火力をどのぐらいにしたら焦げないかは
経験を重ねないと自分の家のコンロとの相性がわからないし、
慣れるまでは結構焦げ付かせたり、その都度焦げを取らないといけないし・・・

しかしそれだけに、徐々に慣れて油膜が熱くなり、
扱い方がわかってきたら、一段料理が楽しくなるレベルです。

焦げ付きがなくなり、手早く調理したしゃきしゃきの炒め物を
するっとお皿に移し、あとはお湯でさっと流して水を蒸発させてお片付け。

タンパク質を炒めて、初めて焦げ付きなくするりと
お皿に移せたときの感動は半端ないですよ!


最初の手間をこらえて使い続けてよかった・・・!
と思うこと請け合いです。

一生もの

こうして育てたフライパンは、例えば子育て中のように
頻繁に大量の料理を作る時期ぐらいは
軽く乗り切れるぐらい長持ちします。
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鉄製フライパンのデメリットは?

重い

鉄ですので、セラミックやアルミ、
テフロンのフライパンと比べれば重い
です。

ガス火の場合、鍋を振って水分を蒸発させながら炒めると
べたつかず美味しくなるのですが、この「振る」作業が
ほかのフライパンと比べて重いため難しくなります。

種類によっては軽いものもありますので、
力に自信がない人は色々比べてみるといいでしょう。

手間

上記のメリット、「育てる」と表裏一体の裏面ですね。

いいフライパンに育てるために、
最初は特に扱いに手間暇かける必要があります。

また、毎回空焼きをしないといけませんし、
使用後は水気を飛ばして冷まして片づけ。

洗剤を使うと油膜がはがれますので、
他の洗い物とは別に洗う必要があります。

慣れてくると、ルーティンワークに組み込まれるので
手間には感じないのですが、習慣づけるまでは
確かに面倒といえば面倒かもしれません。

水を大量に使用する料理には不向き

鉄フライパンに必須の「油膜」を育てるためには、
大量の水を何度も沸かすのは適していません

焼く炒める揚げるといった、
油を使った料理に使うだけにとどめるのがいいでしょう。

まとめ

・錆びた鉄フライパンは、紙やすりでこすって錆を落として水洗い、
一旦白煙が上がるまで加熱してから油を加熱して油膜を張る


・調理後、フライパンの中身は全部皿などに移し、すぐ洗うようにする

・鉄フライパンは「油膜」が命。洗うときは洗剤などで油が落ちないように、
ささらや亀の子たわし、洗剤のついていないナイロンスポンジなどを
使用してお湯で汚れを流すだけ。

・洗った後は加熱して表面に水が残らないように。
水分があると赤錆がつく

・長期間使用しないときは錆予防で表面に油を塗っておく

・メリット→強い火力で手早くおいしい調理ができる、
鉄分が自然に補給できる、一生使える

・デメリット→重い、洗うときなどの手間がかかる、
煮炊きには不向き

色々書きましたが、
必ずしもこの通りにできなくても
問題ありません


焦げたらサンドペーパーなどで磨き、
何度でもやり直しがききますし、
一度や二度、食事中食材を入れたままにしたところで
すぐに赤錆でダメになるなんてこともありません

失敗したら次は火加減を変えてみたり、
油の量や食材を入れるタイミングを調節したり・・・

そのうちに「これだ!」と思う
自分なりのやり方ができてくると思います。

試行錯誤を繰り返しても、人間と違って、
決して相手はキレたりしません(笑)


テフロンなどは、使い慣れてきて愛着がわく頃に
塗装が剥げて泣く泣くお別れになりますが、
鉄鍋はどれだけ使っても、そうそう寿命になりません。
愛着わかせ放題!

春から新生活と言う方、
そろそろ今のフライパンが寿命と言う方、
是非この機会に鉄のフライパンをひとつ
キッチンに新調してみてくださいね

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