えべっさん西宮神社2017開催時間と屋台はどんなのが出るの?image001-7
「しょーぅば~ぃはーんじょ~でさーさもってこーぃ!」

これ、お正月休みが終わって日常が始まるころになると、
関西ではテレビからラジオから、CMで流れてくるフレーズです。
さて、なんて言っててどういう意味かご存じですか?(笑)

正解は、

「商売繁盛で、笹もって来い!」

で、「えべっさん」と呼ばれる
「十日戎(とおかえびす)」という祭りの掛け声です。

いかにも関西弁なその掛け声が示す通り(笑)、
西日本で盛んな祭りですが、
近年では東京のテレビ局なんかもこのお祭りの取材に来たりします。

十日戎を行う神社で有名なところは、大阪の今宮戎と、
今回取り上げる兵庫県西宮市にある西宮神社

それぞれえびす神をお祀りしていますが、
この二社は、えびす神が日本神話の神々のうち
「事代主」とするか「蛭子」とするかで分かれています。

さて、この西宮神社のえべっさん、かなり特徴的。
テレビの取材も殺到する、ある行事が開かれるためです。

さてその行事とは?そしてその他、
西宮神社のえべっさんだからこそ楽しめるアレコレ、お伝えします!

Sponsored Links

西宮神社の十日戎とは?
日程や時間は?

image002-1
えびす神を祀る神社で行われる十日戎
そもそもはどういう意味を持っていたのでしょう。

えびす神は「留守神」とも呼ばれ、
日本中の神々が全員出雲大社に集まる10月、
その留守をあずかり、出雲に赴かずに留まります。

(そのため、全国的に10月の別名は「神無月」ですが、
出雲のある島根のみ「神有月」です)

一年が平穏無事に過ごせたこと、
その他の幸運を、ほかの神様がいない時も
つかさどってくれたえびす神さまに

感謝の意を表すお祭りが「えびす講」というもので、
地域によって開催される時期が異なります。

旧暦の10月20日(まさにえびす神しかいない時)に
行うところもありますが、1月10日に行うところも多く、
西宮神社のえびす講はこれにあたります。

西宮神社では、鎌倉時代には十日戎の記録が残されています。
当時は今のように華々しいお祭りではなく、
静謐に夜明けを待つという厳粛なものだったようです。

七福神のうちの一人、えびす神は、福々しい容貌、
大きな福耳、鯛を抱え釣竿を担いでいます。

元は漁業・豊漁の神であったのですが、
関西では時代の変化とともに

「商売繁盛の神」「福の神」
として確立されてきました。

お正月のめでたい時期、
これから始まる一年の繁栄を期する
お祭りが発展していった様子は想像に難くありません。

「えびす講」という堅い名称は、
親しい物や人を「さん」づけして呼ぶ習慣のある(笑)
関西の人々によって「えびすさん」→「えべっさん」と変化します。

商売繁盛家内安全交通安全ご利益とし、
縁起物である福笹・熊手を求め、自宅に飾ります。

冒頭の「商売繁盛笹もって来い!」「ささ」は、
「酒」の別名でもあり、

お神酒を置くときに欠かせないものでもあった
笹そのものでもあるようです。

さて、そんなえべっさんの日程ですが、
1月9日~11日です。

詳しくみていくと、

9日 宵えびす 8時~24時
10日 本えびす 6時~24時
11日 残り福 8時~24時

となっています。

連日深夜0時まで・・・!
神主さん大変!(笑)

いかにこのお祭りが盛大なものか、
この時間だけで想像つきますよねー。

ちょっとおまけで、前日8日のお話。

この日は前日にあたりますが、
早起きして参拝すると面白いものが見られます。

朝九時半、本戎で使用する「本マグロ」
(あのでっかい魚丸ごとですよ!)が奉納されるのです。

例年、3メートル300㎏ぐらいの
大物が奉納されるんだそうですよ!

このマグロ、えべっさんの中でも
西宮神社でのみ見ることができます。

というのも、これはえべっさんが
もともと漁業の神でもあることから、
神戸の漁業組合が昭和45年から奉納を始めたもの。

つがいのも同時に奉納されるそうですが、これは本殿にお供え。
さすがにマグロは入りきらないため、拝殿に置かれているそうです・・・。

そしてこのマグロに、参拝客のみなさま、
商売繁盛祈願して硬貨をぺたぺた貼り付けていくそうですよ。

魚の表面に大量の硬貨・・・
なんてシュール・・・。ホンマなんですよ・・・。

混雑する時間帯は?

image003-6
さてこのお祭り、3日間の開催中
なんと100万人が訪れます。

・・・100万人。

小学校の同窓会で大体100人集まったら盛大ですが、
そんな同窓会が一万校同時開催レベル。やばい。

もっと冷静に例を挙げると(笑)、
初詣の人出で3日間100万人になるのが、

同じく兵庫県神戸市の湊川神社(105万人)や、
奈良の橿原神宮(90万人)など。

つまりそういうレベルの混雑です。
なんせ、国道二号線が交通規制かかります。

その中でも混雑のピークは、10日早朝

理由は一つ、えべっさんのメインイベント
福男選びが開催されるのがこの時間だからです。
なんせテレビ局も来ますし、6000人以上並ぶそうですよ・・・。

更に、この福男選びのためのエトセトラ(後述します)のため、
9日は夜8時を回ると、もう人が並び始めるそうです。えらいことだ・・・。

更にこの日は、先着5000名
「開門神事参拝之証」(キーホルダー状)が配布されるため、
さらにえらいことに・・・。

他にも、祭り中は当然神事が行われるわけで、その時間は大変。
具体的な日時は、

8日 招福大マグロ奉納式 9時半

9日 有馬温泉献湯式 14時

10日 本えびす 4時
開門神事福男選び 6時

日中は言わずもがなな感じ。
というわけで、

 

 
9日
10日 × × ×
11日 × ×
 

こんな感じでしょうか。

9日は比較的、あくまでも比較的ですが空いているようです。
または11日早朝~9時ごろまで混雑はマシなようですね。
Sponsored Links

十日戎の見どころは?
屋台は出るの?

image004-1
さて、いよいよ本番の見どころを!

9日(宵えびす)14時~有馬温泉献湯式

神戸は有馬温泉から50名ほどの行列がやってきて、
芸妓さんが有馬のお湯を奉納、有馬温泉の繁栄を祈ります。
平成7年からの比較的新しい行事のようです。

深夜、すべての門が閉ざされます。
神主は「居籠」(いごもり)といって身を清め、
静かな時間を過ごして潔斎し、
午前4時、いざおもむろに「十日えびす大祭」を執り行います。

我々は目にすることができませんが、
これは、鎌倉時代にも記録があり、
長きにわたって行われてきた歴史ある行事です。

そしてその裏で、民衆のメインイベント
着々と準備されていきます・・・!

10日(本えびす)6時~開門神事福男選び

西宮のえべっさんといえばなんといってもこれ!

毎年関西のテレビはこれ!見てて爽快。
(最近は関東からも取材に来ているみたいですね)

近年、私の住んでいる近くの人が福男になったようで、
行く先で時々その人の色紙見かけることがあります(笑)

キャーサインしてー!ともらってるではなく、
その人の行きつけとかそういう所で。
とにかくそのくらい生活になじんだ行事となっています。

さて、どうやって福男を選ぶのか。
答えは単純、かけっこ。

・・・というと語弊がありそう(苦笑)

開門ダッシュで石畳の境内230mを駆け抜け、
カーブも坂も駆け抜け本殿に到着、

待ち構えた神主に抱きかかえられた順に
一番福、二番福、三番福までがあり、
それに応じて商品などがあるそうです。

お米、日本酒などのほかに、さすがのヱビスビールも!(笑)

こうして選ばれた三人福男認定式を経て
晴れてこの一年の福男となり、鏡開きを行います。
参拝者にはこのお神酒がふるまわれるのです。

江戸時代から自然発生的に始まり、
神社には大正の終わりごろから記録があるようで、
西宮神社のHPにデータとして全部記載されています。

戦後しばらくは記録がありませんが、
昭和43年からは毎年記録があり、

初めてテレビで生中継された1997年の翌年から
開門待ちの人数が急増した、とあります。みんな正直!(笑)

あんまり人数が多くてトラブルも発生したようで、

現在は先着1500名(!)が神社のくじを引いて、
実際にこの競争に参加できる人数を絞り、
待機する場所も指定されます。

カーブや坂、石畳を転倒なしで
走り抜ける実力も必要ですが運も必要。
これをくぐり抜けてこその福男。

大変白熱する行事で、観客の熱気もスゴイので、
もちろん大混雑はしますが一見の価値はあると思います!
ていうか一度見に行きたいと真剣に思ってます!

屋台

西宮神社のお祭りには、
ものすごい数の屋台が出店しています。

西宮神社のHPによると、境内やその周辺に
「六百軒」と書かれています。すごい。

さすが「商売繁盛」のお祭りだけあって、
ご利益にあやかるべく出店する自営業の方が多いんでしょうかね。

行列のできる屋台(ベビーカステラとか)が複数出店したり、
東北や九州などかなり遠方の屋台(最高は中国から!)も

出店することでも有名で、屋台の種類も、食べ物だけでなく、
アーチェリー迷路のような大掛かりなものまであるようです。

せっかくだから楽しみたいという方は、ちょっと混雑しますが、
多くの店が開いている10時~22時に来てみましょう。
Sponsored Links

西宮神社のアクセス・駐車場情報

まず最初に大事なことから。
車はやめときましょう。

十日えびすの3日間は上でも書いた通り、

午前9時から午後11時まで、
国道2号線、43号線神社周辺が通行止めとなる
交通規制が実施されます。(歩行者専用通路となる)

また、県道も一部一方通行となります。

要は、神社周辺は丸一日国道が使えないわけです。

当然、神社の参拝者用駐車場も使用禁止。
近隣の駐車場はすぐ一杯になることが予想されます。

一方で、公共交通機関はバスが増便されるなど大変便利です。
西宮神社・西宮警察は、公共交通機関での来場をアナウンスしています。

それらを踏まえて、アクセス方法を選んでくださいね!

<車で行く場合>

西からのアクセス
・阪神高速3号神戸線「西宮」出口下車、すぐ北側

東方面からのアクセス
・阪神高速3号神戸線「西宮出口」下車、
国道43号線西の「戎前交差点」右折。

<公共交通機関を利用する場合>

「阪神電車」を利用するのがダントツで便利です!

複数のJR駅から乗り換えで阪神本線に入れます。
そのまま一直線で最寄り駅まで行けて、
さらに西宮神社まで徒歩5分

皆さんのところからの最寄りの乗り換えを
調べられたらいいんですが、さすがにそこまでは・・・(涙)

Wikipediaの「阪神電車」のサイトでは、
詳細な乗り換え情報がありますので、是非ご参考にしてください。

・西からのアクセス

JR・阪急各線「三宮駅」で阪神三宮へ乗り換え→
阪神西宮駅から南西へ徒歩5分

またはJR「さくら夙川駅」から南東へ徒歩10分

・東からのアクセス

JR「大阪駅」・阪急・地下鉄各線「梅田駅」で阪神梅田へ乗り換え→
阪神西宮駅から南西へ徒歩5分

またはJR西宮駅から南西へ徒歩15分か、
北ターミナルからバス「阪神西宮行き」で終点まで行き、
南西へ徒歩5分

・北からのアクセス

阪急西宮北口からバス「阪神西宮行き」で終点まで行き、
南西へ徒歩5分

バスは増便されていますので、どんどん来ます。
阪急ニシキタを使う場合は是非活用しましょう!

まとめ

・十日えびすとは、えびす神を祀る神社のお祭り。
1月9日~11日に開かれ、連日深夜0時まで。

・10日の早朝は大混雑!
本えびす以降は混むので、9日か、11日早朝がマシ。

・しかしその10日早朝の「開門神事福男選び」
白熱のメインイベント。見る価値あり

・600軒を超える屋台を堪能しよう

・大規模な交通規制が実施されるので、
阪神電車をはじめとした公共交通機関の利用がベター

私の子供が幼稚園に入ったころ、数え歌というか、
「どちらにしようかな」系の歌を覚えて帰ってきたのですが、

「えーべっさん、えーべっさん、
えーべっさんにーきーいーたーらーよーくーわーかーるー♪」

というものでした(笑)

それほどまでに親しまれる「えべっさん」
スパイスとしての「福男選び」、大量の屋台。
どれも素晴らしいバランスでこのお祭りを盛り上げていると思います。

不況が続く先行き不透明な現在だからこそ、
景気づけの「えべっさん」、行って運気をもらいましょう!

Sponsored Links