節分にいわしを食べる由来や地域は?食べ方にも決まりはあるの?image001-4
節分にいわし、と聞くと
「飾る物」という人と「食べる」人、

「なんで節分にいわし?」
不思議がる人とそれぞれに反応が違います。

節分といわし。
どういう繋がりがあるのでしょうか?

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節分にいわしを食べる由来は?

元々、厄払い
柊にいわしの頭を刺して飾る
という風習がありました。

そこからいわしを食べる風習が生まれたといいます。

また、いわしを焼くと
強い匂いが出るのですが

昔はいやしい魚と言われ、
その匂いも忌むべき物とされていたので
鬼を遠ざけるために焼いたとも言われています。

最近では学校の行事給食メニューでは
必ずいわしが出るようです。

私が子供の頃は「年中行事絵本」みたいな本で
読んで知ってはいたのですが

恵方巻きもそれほどメジャーではなく、
デザートに節分ケーキみたいな物とか
炒り豆パックのような物がついた記憶しかありません。

今時の小学生は給食でいわし
夕食で恵方巻きみたいな感じで

ものすごくきっちり節分行事
こなしている率が高そうですね。
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食べるのは地域や場所で違うの?

節分のいわしも、関西が中心の物のようです。
関東の人は知らない事が多いようです。

また、関東にないという事はマスコミが
節分行事として取り上げる事が少ないでしょうから
認識が広まりにくいのかもしれません。

四国ではいわしではなく
けんちん汁を食べる地域があるようです。

また、地域は定まっていませんが
そばを食べる家庭もあります。

これは昔、立春を1年の始まりとする考えがあったので
今でいう年越しそばの感覚で食べていた風習が、
由来があまり伝わらないまま残っているようです。

個人手的にはけんちん汁が好きなので、
四国だったら良かった…って思いました。
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いわしはいつ食べるの?食べ方は?

基本は節分の夜のようです。

本来の厄除けの意味からすると
焼いて食べるのが一番正しいようですが、
特に定まった食べ方は決まっていないようです。

恵方巻きがメジャー化した今、
いわしを食べるならつみれ汁
献立として組みやすいかもしれません。

いわしのつみれ汁
http://cookpad.com/recipe/874850

恵方巻きではなくおそばに合わせるなら
フライや煮付け、ハンバーグなど。

完全解説:イワシのフライ
http://cookpad.com/recipe/425213

超簡単♪フライパンでいわしの煮つけ
http://cookpad.com/recipe/2872025

ふわっふわ☆いわしと豆腐のハンバーグ
http://cookpad.com/recipe/1849725

形が残ってなくてもいいかな?という気持ちはあるんですが、
冬のいわしは脂が乗っておいしい上に体にいいので、

いやしいと言われた魚を堂々と食べるために
理由付けられたんじゃないかな?とも思います。

ちなみに源氏物語の作者の紫式部は
いわしが好物だったのですが、

貴族の食べ物ではないとされていたので
隠れて食べていた所を夫に見つかり注意されました。

すると
「日の本に はやらせ給ふ いわしみず
まいらぬ人は あらじとぞ思ふ」


(ありがたい岩清水八幡宮にお参りしない人がいないように、
こんなにおいしい魚を「食べない」という人もいません)


「石清水」「いわし」をひっかけて
歌を詠んで夫をやりこめたそうです。

今だと「誰がうまい事を言えと言った?」
みたいなツッコミが入りそうですが、

紫式部以外にもいわしが好きな策士が
歴史のどこかにいた気配を感じます。
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節分にいわしを飾る理由は?

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基本は柊にいわしの頭を1つ付けて玄関の外に飾ります。
節分の朝~翌朝までというやり方が多いようです。

この組み合わせの理由を以下に引用します。

柊(ひいらぎ)は文字通り冬の象徴木、
鰯(いわし)は和製漢字で水気(魚)と
冬(弱=水)を象徴しますので、


これを徹底的に痛めつけ戸外にし曝(さら)して、
鬼(冬・陰気)を追放する大切な呪物

引用:
「節分の行事にはどんな意味があるのですか?」
(京都府神社庁)

http://www.kyoto-jinjacho.or.jp/jinjawoshiru/jinjawosiru004.html

引用元が引用元なので「呪物」という単語ででてきて
一気に厳かな気分になりました。

いわしの匂いと柊の棘で鬼を追い払うという行為に、
ここまで深い意味があったとは…!

ちなみに飾ったいわしを捨てる時は
「呪物」なので生ゴミとしてまとめず
塩を振って紙でくるんで捨てるとよいそうです。

まとめ

節分にいわしを食べるのは厄除けのため。

食べる地域は関西が中心
四国の一部はけんちん汁、他にはそばを食べる家庭も。

食べるのは節分の夜
焼くのが本来のやり方だが、食べ方に決まりはない。
いわしを飾るのは陰の気を追放するという儀式。

私の住んでいる所はいわゆる
柊鰯(ひいらぎいわし)をしているお家はあまりありません。

小学生の時、年中行事の絵本で読んで
やってみたいな~と思ったのですが、

それを言うと当時苦手だったいわしを
食べろと言われるだろうなと思って家族に相談すらしませんでした。

ある年の節分、通学路の途中をふと見ると
かわいい柊鰯を発見しました。

大きめの煮干しと、柊の葉を割り箸で挟み
ミニチュアの柊鰯が作ってありました。
そこのお家はおばあちゃんが一人暮らししている小さなお家でした。

大人になって「丁寧に暮らす」的な内容の雑誌などを見たりすると、
ふとそのおばあちゃんのお家の佇まいを思い出します。

掃除の行き届いた玄関に飾られた小さな柊鰯は
ある種の理想の生活のイメージとして私の中に残っています。

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