小正月の由来や意味は?小正月の行事って何するの?image001-89
秋が深まってきました。
年賀状やおせちの広告が出だしたら、
さすがにお正月を意識せざるを得なくなりますね・・・。

年賀状読み終えて、おせち食べ終えて、
出してなかった年賀状のお返事出して、
さて日常が始まった・・・

そんな頃に目にする言葉「小正月」

なじみはないながらも、
言葉としてご存じの方が多いかと思います。

小正月とは、現在の暦で1月15日のことです。

現在25歳以上の人なら、
「成人の日」として記憶にあるかもしれません。

1999年まで、1月15日は「成人の日」として
休日でしたが、翌年2000年から
「ハッピーマンデー法」が成立したことに寄って、

1月の第二日曜日に変更となりました。

余談ですが、ハッピーマンデー、ありがたいんですが、
時々「それはそのまま残せばよかったのにな~」というような

祝日が移動したりするのにモヤモヤするのは
私だけでしょうか・・・。体育の日とか・・・

小正月というのは、
「今はすたれた昔の行事」のうちのひとつです。

成人の日が1月15日だったのも、
元をたどればこの小正月と関係があるんですよ~。

お正月準備を前に、
この小正月についての知識をお伝えしましょう!

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小正月の由来や意味は?

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現在、一か月が31日や30日や29日や28日だったりする
太陽暦を使用している我が国ですが、

明治5年までは「太陰暦」
すなわち月の満ち欠けを基準として、

一か月が30日の大の月29日の小の月
ずれを補う閏月を使用していました。

これは、新月から新月までをひと月とします。

そしてそのさらに昔、太陰暦が
中国から輸入される六世紀ごろまでは、
満月の日が一か月の始まりとされていました。

毎月一日はかならず満月。となると、
毎月一日が必ず新月の太陰暦と必ず15日の差が出ます。

つまり、1月15日は、かつては1月1日、正月だったのです。
この名残を、小正月という形でとどめているというわけです。

そもそも私たちが普段普通に「正月」というのは、
具体的にどのくらいの期間を指すんでしょう?

「正月」の字義そのものでいうと、
年の初めの一か月、つまり月としての一月丸々。

しかし、普段私たちが「正月」と言うときは、
一月中旬や下旬を指したりはしませんよね。
多くが、会社などが休暇となる三日まででしょうか。

その通りで、年中行事としての正月は
1月1日から3日までを指すことがほとんどです。

ただ、正月と同じような感じで
「松の内」という言葉が使われることがあります。

松の内の松は、門松の松
年神さまを招くしるしの門松を飾る期間のことです。

「松の内」の期間は関西と関東で違いがあり、
関東では7日まで、関西では15日まで。

そして関東の7日というのは、江戸幕府の指示で
従来15日だったものを短縮させたため。

つまり、本来の正月、
松の内の最終日がこの「小正月」となります。

小正月がまだ年中行事として盛んだったころには、
現在の正月・すなわち1日から3日までを
「大正月」などとも呼んで、小正月とはっきり区別していました。

区別の仕方にはもう一つ、3日までを「男正月」
15日を「女正月」と呼ぶというものもあります。

おせち料理で竈仕事からは逃れられるものの、
正月も何かと気ぜわしく働く女性が一休みできたり、

ここまでを済ませれば翌日から
実家への里帰りができたりしたためだと言われています。

ちなみに、この里帰り「藪入り」と呼ばれ、
お嫁さんだけでなく、家から離れて奉公している丁稚さん、
女中さんも仕事を済ませて里帰りができます。

一年のうちで2回、この小正月のあとと、
旧暦のお盆の翌日で、それぞれ1月16日と7月16日。

丁度半年に一度実家に帰ることが許されてたんですね。
なんだかすごく機能的。

江戸時代って、「世間の慣習」
現代の法律よりも強いような感じがしますね。

「ブラック企業」とか「DV」とかが横行する現代より、
そういうことをすると周囲の圧力が怖いから、
しぶしぶながらも働き手をホームに戻さざるを得ない・・・

勿論すべてがそういうわけじゃなかったと思いますが、
だいぶ合理的な印象を受けます。

そのかわり、今みたいに「息抜き息抜き~♪」
ってのもできなさそうなので、
私は今の時代でよかったなと思ってみたり(笑)
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小正月の行事は?何をするの?

かつては、朝に小豆粥を食べる習慣があったそうです。

中国での、小豆粥を食べて
家族の健康を祈る習わしが伝わったといわれています。

現在でも東北地方では残っている地域もあるそうですが、
七日の七草粥は今でも全国的に残っているのに、
小豆粥だけなくなっちゃったのはなぜでしょうね。

どちらかといえば、小豆粥のほうがおいしそうかも・・・(笑)

小豆粥を食べる地域では、正月からこの日までは
小豆を含む赤いもの=獣の肉などを
食べるのを慎む習慣があったことが多いそうです。

また、この日は餅花といって、
木の枝に餅や団子など小さく丸めたものを
つけたお飾りをすることもあります。

五穀豊穣を祈願して、
「豊作だった」という形状にして
あらかじめ祝うものです。

地方によって木の枝や形状に特徴があり、
東日本では米粉を、繭玉と呼ばれる蚕の繭の形に成型して
枝に刺すことが多くあります。

これは、養蚕が無事うまくいくための祈りです。

・・・と書いてて思い出したーーー!
実家で飾ってました、餅花!しかも正月に!(笑)

床の間の上にわたしてある竹みたいなとこから、
何本かほうきの先みたいな細い枝が数本垂れ下がってて、
ピンクや白の丸い飾りがついてた!あれ餅花か!

小正月に飾るべきものを、お正月に・・・
親は知っててやってたのか、それとも知らずにか。
今度会った時に確認しておきます。

そして、小正月のメインイベントとも
呼ぶべき「とんど焼き」

別名どんど焼き、左義長など、
地方によって名称はさまざまなようですが、
お正月の飾りなどを広場などで一斉に焼くお祭りのようなもの。

門松や、この日の餅花、
書初めなどを一斉に炎で空へ返します。

これも、元々は悪霊払いのための行事だったものが、
時代とともに意味合いが変化します。

お盆の送り火が先祖の霊をあの世へ返す火であると同様、
年神様を天上へお送りするための
送り火だと考えられるようになりました。

また、江戸時代まで行われてきた
元服の儀(これをもって成人であるという儀式)は、
この小正月に行われていました。

成人の日が1月15日になったのは、
これをふまえてだといわれています。
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まとめ

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・小正月とは1月15日のことで、
この日で全ての正月行事が終了


・満月を毎月1日とした暦の正月が、
新月を毎月1日とする太陰暦では15日にあたり、
これを小正月とした


・小正月には、小豆粥を食べ、餅花を飾り、
とんど焼きで正月の年神様に関するものを燃やして
年神様を天へお送りする


・昔はこの日に元服の儀が執り行われたので、
1999年までの成人の日は1月15日だった


今はカレンダーや、ニュースなどでしか
触れることのない小正月。

現代の改革などでも、どんどんその名残は
奪われていきつつあります。

一方で、こうしてインターネットで
時代を超えた知識を身に着けることもできるようになりました。

温故知新、という言葉もあります。
こうしたことを知って、その上で現代の習慣に接すると
何か新しい発見があるかもしれません。

とりあえず、おいしそうな小豆粥だけでも
覚えておきませんか?できればトライも!(笑)

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