「謹賀新年」の意味は何?いつまでなら使えるの?恭賀新年の違いは?image001-88「謹賀新年(きんがしんねん)」
改めて読むとどういう意味?という迫力ある字面です。

こういう年賀状に使う祝いのための
決まり文句は「賀詞(がし)」と言います。

「謹賀新年」という言葉の意味
賀詞の使い方のルールなどを考えて見ましょう。

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謹賀新年の意味は?
いつまでなら使えるの?

謹賀新年を現代風に読みますと
「新年を謹(つつ)しんで(賀)喜び祝います」
という風になります。

この言葉はお正月を祝う言葉ですから、
お正月の期間とされる松の内
1月7日まで使う事ができます。

ちなみに「謹」という文字の成り立ちを調べると
中々にすごい事になっていました。

「謹/謹」という漢字の意味
成り立ち・読み方・画数・部首

http://okjiten.jp/kanji1813.html

「言葉をねりこめて控えめにする」を意味する

予想外に重々しい意味のある言葉でした…。

私に取って「謹」という文字は
「謹慎」という熟語のイメージが強いので
「お正月早々、なんでこんな字を使うんだろう……」と謎でした。

元々は神事から出来た文字のようです。
そういう意味では、新しい年を特別な物として扱う
風習にはぴったりの言葉かもしれません。
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年賀状に使う「謹賀新年」
「迎春」「賀正」それぞれの意味は?

こちらも現代風に言うとこうなります。

迎春→新年を迎える
賀正→正月を祝う

わりと見た目そのままですね。
注意したいのが、2文字の言葉の方は
それなりにラフな物である、という事です。

「お疲れ様」をネットスラングで省略して
「乙」と表記する事がありますが、それに近い物があります。

もっと的確に言うとしたら「あけおめ」みたいな…
(さすがにそこまでは砕けてないと思いますけど
目上にはNGという意味で)

ですから友達や後輩など目下の人に使う分には問題ないのですが、
親戚の方や上司に送る年賀状には使わないようにしましょう。

注意してみると、ちょっと大きな会社からの
DM的な年賀状って「謹賀新年」が多かった気がします。

オサレ系の雑貨屋さんとか
美容院がうっす~いカラートーンとか、

こげ茶系のナチュラルカラーで
「Happy New year」っていう
年賀はがきを送ってくれるのとは

若干のテンションの差を感じます。

委託されたデザイナーさんとしては
お洒落なデザインにしたくても

トップクラスで判断する人が
そういうセンスに理解がないと難しい
っていう話も目にします。

※年賀はがきではなくプロダクトデザインの話です。

話がちょっと脱線しましたが
「偉い人には字面がより偉そうな賀詞を使う」
という風に覚えておきましょう。
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謹賀新年と恭賀新年の違いは何?

「恭賀新年」の方は
「新年を恭(うやうや)しく喜び祝います」
という意味になりますので大体同じです。

これも目上の人に使える賀詞です。

さらに似たような言葉で「謹賀新春」
「恭賀新春」という賀詞もありますが、

こちらもフォーマルな4文字の賀詞なので
目上、取引先にもOKです。

旧暦の元旦は1月末~2月末を移動するので
今よりずっと春に近い時期でした。
なので「春=新年」という感じで使われていたんですね。

なんでこんな似たような言葉が…
と思わなくもないのですが

顔文字がなかった時代、手紙を書く紙や文字で
個性を出していたわけですから

「新年より新春の方がやわらかい感じがする」などという風に、
微妙な漢字の違いで雰囲気を出したのかもしれません。

確かに新年というより新春の方が
文字面はふんわりした感じがします。

(個人の感想による物で、全ての人が
同じ感想を抱く事を保証する物ではありません)

暖冬で暖かいお正月が予想される場合は
「謹賀新春」の方を使うとぴったりくるかもしれません。
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「謹賀新年」と
「あけましておめでとうございます」は
一緒に書いてもいいの?

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これはNGです。

どちらも新しい年が来た事を祝う言葉ですので、
並べて使うのは「あけましておめでとうございます」を
二回書いているのと同じになります。

これに関してはパソコンが一般家庭に
普及し始めた頃の年賀状の惨状を思い出します。

使い慣れないWord、もしくはPC雑誌の付録で
付いてきた年賀状作成ソフトなど
駆使して作ったと思われるデザインが溢れました。

テンプレートのデザインを使う人は問題なかった…。

はりきって「オリジナルの作るよ!」という人が
画像を多用した物を作製するんですが、

高確率で賀詞と
「あけましておめでとうございます」が
ダブルで入っていたのです。

中途半端な年齢で賀詞との重複
アウトって知らない人のがもう…。

あれ、上司にも出したのかな…
って思ったのですが聞けませんでした。
(すごく気になったけど)

※どっちかというと賀詞の重複以上に
デザインがすごかったです。

まとめ

・「謹賀新年」を使うのは1月7日まで。

・「謹賀新年」「迎春」「賀正」の意味は
同じだけど丁寧さが全然違う。


・「謹んで祝う」と「恭しく祝う」なので
それほど意味に違いはない。


・「謹賀新年」と
「あけましておめでとうございます」は
意味が同じなので一緒に使わない。


自分で作るのではなく、
素敵なテンプレート素材を購入した場合でも
目上の人に送る時は文字部分の
デザインに注意して下さいね。

一枚ずつデザインを変更するのも容易な時代ですから
その辺りの気配りを忘れないようにお願いします。

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