お正月にお雑煮のはなぜ?その由来や意味を紹介!お雑煮はいつ食べるのが正しいの?image001
そろそろ、新聞のチラシなんかに
「おせち早期割引!」なんてのが入るようになってきましたね。
おせちは確かにハードル高いけど、お雑煮ぐらいなら簡単に作れるから、おせち作らなくても、お雑煮だけ食べるよー、という方も多いのではないでしょうか。

突然ですが、今家族以外の知り合いを10人頭に思い浮かべてください。
恐らく、その10人の家のお雑煮を聞くと、全員がどこか違ったレシピになると思います。
それほどまでに、メジャーながらも共通点のない正月料理、お雑煮。

そう、お正月といえばお雑煮。なんでかわからないけどお雑煮。

なんで!?

おせちは、それぞれが縁起物だ、とか色々聞いたことがありますね。
まめに働けるようにごまめとか、腰が曲がるまで元気にエビとか。

お雑煮はなんで!?

ふとした疑問は気になりだしたらとんでもなく気になるもの。
その疑問を解消しましょう!

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お雑煮を食べる意味や由来は?

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琉球王国、という歴史のある沖縄以外日本全国で、お正月にはお雑煮を食べる習慣があります。
かさこじぞう、の昔話でも、おじいさんはお正月のお餅のために笠を売りに出ました。

お餅とは、「ケの日」=すなわち日常と違って、
ハレの日」=おめでたい特別な日の食べ物でした。

一年のうちでも一番おめでたいハレの日であるお正月に備え、
年の暮れのうちに餅をつき、年神様にお供えしました。

年神様とは、お正月に家を訪れ、この一年がよきものとなるよう力をくださる
ありがたい神様です。

お餅の中でも鏡餅は特別で、お正月の間はずっとお供えするのですが、そのほかの小餅は、
元日のうちにお下がりとして
いただきます。

昨年一年の感謝をし、今年一年の平和を祈りながら、新年一番目に汲み上げた「若水」で、
同じくお供えした野菜などの食材と一緒に食べます。

これによって、年神様のご利益を体内に取り込み健康に一年が過ごせる
信じられてきました。

これが、現代にも通じるお雑煮の形です。

「雑煮」という言葉が初めて見られるのは室町時代の書物です。
武士の宴会において、縁起がよいとされて一番に出される料理であり、これをもとにして「一年で一番最初に食べるもの」としての雑煮が出来上がりました。

「雑煮」=「雑に煮る」という言葉の通り、それに使用する具は様々で、これといって
決まりはありません。

江戸時代より前のお雑煮などは、お餅すら必ず必要ではありませんでした。

というのも、餅をつくのに必要な米がまだ大変高価で、市井のものが簡単に手に入れることが
できなかったためで、この頃は餅の代わりにサトイモがよく使われていたようです。

江戸時代に入ると、流通がよくなり武士以外の身分の人間でも米が手に入りやすくなりました。
神様にお供えする餅を備えることができるようになり、この餅に
その土地その土地でよく取れる作物などを加えたお雑煮が発達してきました。

一方で、水田に向かない地域では、餅のない雑煮が続きました。

そもそも、お雑煮を食べるときにこの一年がよいものであるようにお祈りをするわけですが、
それにはお雑煮の具材を含む「地域の豊作」も含まれます。

自分の地域で生産しない餅を食べるのは趣旨に背くので、こうした地域では、
そこで生産されるものが餅の代用となりました。

多くはサトイモ、豆腐、すいとん(小麦粉を水と塩で練ったもの)です。

当時蝦夷と呼ばれていた北海道、江戸幕府成立以降薩摩藩に侵攻された琉球王国(沖縄県)以外ではお雑煮の文化はなく、その後、本州からの移住者で開拓された北海道にはお雑煮文化が、
根付きましたが、沖縄では現在もこのような習慣はありません。
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お雑煮はいつ食べるの?

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「年神様のお力のお裾分けを頂く」ので、年神様が来られた元日朝以降。
元旦はお屠蘇を飲んで、おせちに手をつけてからお雑煮を食べるのがいいそうです。

しかし、必ずこの時にこの順番で食べなさい!という決まりもないので、
各家庭で多少違いがあっても問題ないと思われます。
おせちも、大晦日に食べる地域もあるそうですしね~。

そして、お正月の間は末広がりを意識して、お雑煮のお餅を毎日一枚ずつ増やす
のがいいそうですよ。

元日にお餅を2枚!とやってしまうと、3日には4枚・・・。ちょっと辛い、
というか正月太りまっしぐらな感じですね・・・。

一年の初めですので、清らかな気持ちで控えめに食べるほうが色々よさそうです。
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お雑煮の具材やお餅に意味はあるの?

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お雑煮のお餅は、「長く伸びる」→「長く生きる」という意味合いをもっています。

私の母の実家では、長い間年末と一月末に、親戚中集まって餅つきをしていました。
夜が明ける前からせいろでもち米を蒸して、
徐々に集まる親戚の男手が餅を搗き、女手がそれをこねて成型します。

私も幼い頃から女手として加わって、難儀しながら丸餅を作りました。
つきたてのお餅って、すんごく伸びるんですね。

女手の中でも長老のほうのおばちゃんが、どさっと、餅取り粉の上に乗せられた湯気の上がるお餅を、親指と人差し指で輪を作って、きゅっきゅと小分けにしていきます。

大きな白い塊、たとえるならキングスライムのようなお餅が、どんどん普通のスライムになるのですが、ホントに形は変幻自在、こんなに柔らかいものがあるんだろうか、
というほどでした。

この柔軟性も、お餅にあやかりたいところです。

そんなお餅、関西と関東で使う形状が違います。
関東では角餅、関西では丸餅がメイン。

一説によると、武士の多い関東では、つきたての餅を板状に伸ばした
「のし餅」「敵をのす(やっつける)」に通じるため、のし餅を切った角餅が縁起がいい
とされたとか。他にも、「白い四角」から連想して
立派な蔵が建つ」=「家が栄える」といった意味もあります。

現実的な理由として、人口が大変多かった江戸では、一つずつ丸餅にする手間がなかったため
ともいわれます。実際、丸餅丸めるのって結構面倒なんですよね・・・。
ちぎった部分をうまく練り込むのとか・・・。

関西では、丸が円満に通じて縁起がいいとされていたようです。
なんだか、人情ものの本場関西らしいですね。

さて、お雑煮の具材。
これは、基本的には「その土地で取れたもの」を入れることが多いですが、
縁起物にはもちろん意味があります。

関東で多いのが「鶏肉と小松菜」
「菜」と「鶏」「名取りを挙げる」
武士の多い関東では、いくさで敵将の首を打ち取ったときにあげる「名取り」が重要
とされていたためです。

一方関西では、「頭芋」を入れます。
これはサトイモの親芋のことで、「人の頭となれるように」との、意味が込められているようです。
また、水菜で「名を成す>」、花かつおで「勝つ」といったようなものもあるようです。
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まとめ

・お雑煮は、年神様のお力をお裾分けしてもらうため、お供えのお餅や野菜などを頂くもの

・年神様がいらした元日の朝以降にいただく

・お餅には「長く生きる」、小松菜と鶏で「名取りを挙げる」、
頭芋で「人の頭となる」意味がある

10軒家があれば10種類、というほど多種多様なお雑煮

丸餅角餅はさることながら、それを煮るのか焼くのか、おだしは澄まし汁か味噌か、
味噌なら赤か白か、などもう組み合わせ的にもキリがありません。
農林水産省が「全国お雑煮マップ」なるものを作成してHPにアップしていますが、
別の地方から結婚してやってきた人はこの図に縛られないお雑煮でしょうし、
本当に千差万別です。

だからこそ、「うちのお雑煮」は特別なのです。

ちなみに、私の実家は白みそで焼いた丸餅、小さな大根と人参、三つ葉が入ったものでした。
そして今は主人の希望で、焼いた丸餅を「松茸の味のお吸い物」(当然インスタント)
に浮かべています・・・(笑)
どちらもおいしい我が家の味。

ノールールだからこそできる
自分の好きなお雑煮を作って、年明けを縁起よく過ごしましょう!

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