鏡開きっていつするのが正解?2017年のカレンダーと相談だ!image001
鏡開き。
海外の方が聞いたら「・・・鏡を開く?三面鏡?」なんて連想しそうなこの単語。
日本語って奥深いですね・・・。

我々日本人は、ほとんどの人が、お正月に飾った鏡餅を食べること、というぐらいは知っているかと思います。
でも、鏡餅ってなんで鏡ってつくの?とか、鏡開きの日っていつなの?とか、そういう根本的なことまで知っている人はあんまりいないんじゃないでしょうか。

「鏡開きの日にちぐらいは知ってるよ!」という方、
それが全国共通でないことまでご存じですか?
鏡開きの日付は、地方によって異なります。まさかのケンミンショーです。
なんでそんなことになったのか、知りたい方は以下の記事に是非目を通してくださいね!

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2017年の鏡開きはいつ?

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そもそも鏡餅という名の由来についてですが、一年のはじめに家を訪れて、守ってくださる神様「年神様」に対するお供えの
丸餅を、古代不思議な力があるとされた鏡(当時の鏡はすべて円盤状でした)になぞらえたためです。

そして、年神様へのお供えが終わったとき、その神様の力が宿ったとされるこの鏡餅を食べることによって、
力のおすそ分けを頂く、というのが鏡開きの意味となります。

というわけで、鏡開きの日にち=お正月が終わったタイミング、と考えて間違いはありません。
しかし、そのお正月が終わったタイミングというものが地方によって違うのです。

お正月の期間は、「松の内」とも呼ばれます。
この松の内、本来は全国的に1月15日まででした。今でも、正月関連のものを火で燃やす左義長(地域によってとんど焼きなど名称は様々)はこの頃に行われます。
この1月15日は「小正月」と呼ばれます。

これに対して、1月7日までを「大正月」と呼び、「大正月」の終わった後、
1月11日に鏡開きをするのが関東地方
「小正月」の終わった1月20日に鏡開きをするのが関西地方です。
また、同じ関西でも京都周辺は1月4日に鏡開きをします。
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地域で日付が違うのはなぜ?

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この差異はどうやって生まれたのでしょうか?

そもそも、鏡開きという習慣を定着させたのは、江戸幕府三代将軍徳川家光です。
元は武家の習慣。お正月に、武士の魂でもある甲冑など武具の前に鏡餅を供えていたものを一般に広めたのです。
そして当初は1月20日に鏡開きをしていたのでした。

ところが、当の家光が4月の20日に亡くなります。
当時は「月命日」という概念が大きかったため、1月とはいえ同じ20日を忌み日と考え、おめでたい鏡開きの日程が重なるのを避け、7日までの大正月が終わった後の11日としました。
これは江戸幕府が発令したものですので、関東地方はそれに従いましたが、遠く離れた関西までは広まらず、当初の20日のままとなったというわけです。

ちなみに、遠く離れた北海道でも、1月11日に鏡開きをするそうです。
関東地方の方が多く移住して、その習慣を持ち込んだのでしょうかね。

京都近辺が4日、というのは現在の時点では主だった理由は不明だそうです。
三が日が終わったから、という説もあるようですが、個人的には根拠もなにもありませんが、天皇の住まいが京都だったことから、幕府に対抗してあえて異なった日にしたのかなぁ・・・なんて想像したりしています。

・・・それにしても、私は関西地方に住んでいるのですが、毎年カビが生える鏡餅を見ながら「なんでこんなになるまで放置されるんだろう・・・もうちょっと早く食べればいいものを・・・」と思っていたので、もうちょっと京都よりに住んだらこの長年の憂いは解消されるのになぁ・・・とため息です(苦笑)
やっぱり毎日カビが増えるのを見るのはきついです。
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どう割る?いつ食べる?

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さて、具体的な「鏡開きの仕方」です。

上で書いた通り、本来鏡開きは武家の習慣でした。
今でも、作法はこの当時の習慣に従っています。

「大切なものの前にお供えする」お餅を、男性は甲冑などの具足、女性は鏡台に供えます。
そして20日にそこから下げ、雑煮やお汁粉にしていただいたといわれています。

20日の語呂に合わせて、男性は「刃柄を祝う」、女性は「初顔祝う」と呼んでいました。

そして、武士にとって「切る」という言葉は即ち切腹を連想させるため、これを避けて刃物で餅を切らずに手や小槌で割っていました。
「鏡切り」でなく「鏡開き」なのは、このように割って開くからなのです。

「開く」という言葉は「末広がり」、「発展」を連想させ、おめでたいものとされました。

というわけで、現在でも鏡餅は刃物で切るのは避けられます。
手・・・はさすがに厳しいと思いますが(苦笑)、小槌のようなものは100円均一で手に入ると思いますので、それで力いっぱい叩き割る!

それでもびくともしないほど年季が入ってしまっている場合は、鏡餅をレンジでチン
少しずつ様子を見ながら加熱すれば、多少柔らかくなります。

また、私の家の鏡餅のようにカビカビになってしまった場合。
カビの部分を深めに切り取れば、多少食べても大丈夫です。

「カビが生えてるなんて全体に胞子が・・・!」という方もおられるかもしれませんが、
年に一度の縁起物ですし、他の364日気を付ければ大したことはないとおもいます。

とはいえ、亀裂が入って内部までくまなくカビが・・・という場合は
やめた方が無難な気もします
近くで左義長やとんど焼きをやっている場で一緒にお炊き上げをしてもらいましょう。
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まとめ

・2017年の鏡開きは、関東1月11日、関西1月20日、京都周辺1月4日

・元々は全国的に1月20日だったが、徳川家光の月命日を避け江戸幕府が
日程変更

・武家の習慣に則り、刃物を避けて手または小槌でたたいて「開く」。

鏡開きで食べるお餅は固いことから、歯を健康にする「歯固め」とも呼ばれていたそうです。
現代は、電子レンジもあるし、手軽に揚げ餅にもできますし、そこまで固い鏡餅を食べなくてはならないということもありません。
最後のお正月気分を払拭するためにも、鏡開きのお餅をおいしくいただきましょうね!

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