大根おろしの効果・効能は??すりおろし方にも秘密が!?image001-23
秋深まり、青魚の美味しい季節ですね。
これからもっと冷え込むと、お鍋も恋しくなりますね。

この両方にとって欠かせないのが大根おろし!
サンマとポン酢の上でじわ~っと味が染みた大根おろし、
お鍋の出汁に混ぜて滋味を味わう大根おろし…。たまりませんね!

しらすとお醤油と和えてそれだけで一品にもなるし、
なかなかスグレモノでもあります。

大根おろしを作っても、甘くなる場合と、
びっくりするぐらい辛くなる場合がありますね。

母親に「優しい人がおろしたら甘くなって、きつい人がおろしたら辛くなる」
なんて昔の言い伝えを聞かされていたので、
辛くなったら多少凹みながらポン酢をかけて辛みを抑えていました・・・

しかし、この辛みが実は大根おろしの栄養の秘密だったんです

さてそんな大根おろし、おいしいだけでなく栄養価も抜群なんですよ~。
そして、おろしたときの水分はどうしていますか?

私はあれが好きなのですが、
家族は水分を切った大根おろしが好きなので、
その水分だけ飲んでたりしたのですが(笑)、

実はそれは結構いいことだったみたいです。

実は知らない大根おろしの秘密
栄養素やその効能を生かすすりおろし方などについてお伝えします!

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大根おろしにはどんな栄養素が含まれている?

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その名の通り「大根をおろしたもの」なので、
基本的には大根そのものに含まれている栄養素とほぼ変わりません。

元々大根に含まれている栄養素は、

・ビタミンC
・葉酸
・イソチオシアネート
・食物繊維


そして、栄養素ではありませんが、栄養素をつくりあげる酵素として

・アミラーゼ(ジアスターゼ)
・プロテアーゼ
・リパーゼ


などが含まれています。

むか~し、私の祖母が生きていたころ、
「大根には、じあすたーぜという、体にいいものが入ってるらしいから、
いっぱいたべなさいね~」ってよく言ってました(笑)

ジアスターゼという成分って何だろう、
とずっと謎だったのですが、アミラーゼの別名だったのですね。

ちなみに酵素とはタンパク質でできており、
体内の様々な活動において働きます。

それぞれの酵素にはそれぞれの役割があり、
分業制で仕事をこなしていきます。

上記の栄養素のうち、「イソチオシアネート」だけは
なかなか目にすることがない単語ですね。
このイソチオシアネートが実は大根おろしで大活躍するのです!

それでは、それぞれがどのような働きをし、
どのような効能を得られるかについて次でお伝えします。
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大根おろしにはどんな効能がある?

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上記のイソチオシアネートは、大根をはじめ、
わさびやアブラナ科の野菜に多く含まれています。

大根をおろしたときに独特の辛い臭いがしますが、その元となっています。

アブラナ科の植物キャベツ、白菜、カブなどには
イソチオシアネートの形では含まれていませんが、
「グルコシノレート」という、体内でイソチオシアネートに変化する元の物質が含まれています。

大根も、元々の状態ではなく、
大根おろしにすることで大根の細胞が破壊されて、
本来触れることのない物質同士(グルコシノレートとミロシナーゼ)が混ざり、
化学反応を起こしてイソチオシアネートに変化するのです。

これは包丁ですぱっと切った大根ではなく、
細胞を壊す大根おろしにこそ多く含まれるのです。

このイソチオシアネートが持つ効能は、以下の通りです。

解毒作用

いわゆるデトックス
発がん物質などの毒物と反応して、
尿として体外に排出します。

殺菌作用

カビや、ピロリ菌などにも効果があるそうです。
白血球を活性化します。

食欲増進

唾液や消化液の分泌を促進します。

抗炎症作用

白血球を活性化するので炎症も発生しづらくなります。

血栓予防

血小板凝集を抑制するので、
血管中の血液をサラサラにし、血栓ができづらくなります。

心筋梗塞・脳梗塞予防

上記の血栓がなければ、
血管が詰まる梗塞もまた起きづらくなります。

抗酸化作用→がん予防、老化予防

様々な病気の原因・活性酸素抑制で、
がん予防、老化予防にもなります。美肌にもよし。

これだけでも十分な気もしますが、
上に書いた栄養素からだけでも

ビタミンC

アンチエイジング、美肌、がん予防

葉酸

細胞分裂に必須、美肌
動脈硬化予防、うつ予防

食物繊維

発がん性物質を吸着、体への吸収を防ぐ

更に、栄養素ではありませんが、
アミラーゼは炭水化物プロテアーゼはタンパク質
リパーゼは脂肪の分解酵素で、摂取した食物の分解を助けます。
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大根おろしはどうすりおろすのが一番いいの?

イソチオシアネートはこのように大変体に嬉しい栄養素なのですが、
「おろす」作業の結果作り出されるものです。

この「おろす」作業次第で、大根おろしに含まれる
イソチオシアネートの量には大きく差がついてしまいます。
では、どのようにおろせば、多くのイソチオシアネートを含む大根おろしになるのでしょうか?

イソチオシアネートはもともと、大根が持っている害虫予防成分です。
害虫が大根をかじると、そこで壊れた細胞がイソチオシアネートを作るので、
その辛みで虫が寄ってこなくなるのです。

ですので、イソチオシアネートを作り出す成分は、
大根の先端部分と皮に多く含まれています。

また、おろし器にも特徴があります。
おろし器の素材で、ステンレスプラスチックのものは
刃が鋭く細胞をすりつぶしません。


セラミックの刃は鈍いので、細胞を押しつぶし、
辛み成分を大量に発生させます。


以上のことから、大根おろしを作る時は、
大根の先端部分を、皮付きのまま
ステンレスのおろし器でおろすのがベストです。
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大根おろしはどう保存すればいいの?

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大根おろしを折角作っても、そのまま放置していてはいけません。
これまでお伝えしている辛み成分イソチオシアネート揮発性成分です。
食べていて、辛みが鼻に抜けるような感じを受けるはそのせいです。

ですので、作って放置していると、
この大事なイソチオシアネートはどんどん揮発します。

15分もおいておけば、
ほとんど揮発してしまうというデータがあります。

大根おろしの栄養を残したまま保存する場合は、
すりおろしてすぐ冷凍すること!

それも、ラップで密閉して空気に触れないようにしてください。
空気に触れることで揮発するので、手際が肝心ですよー!

このとき、製氷皿に入れてラップして冷凍すれば、少量簡単に取り出せます。
また、ラップに包んで平たくのばし、竹串などで線を入れれば、
そこで折れるので製氷皿と同様使いやすく冷凍できます。

まとめ

・大根おろしに含まれる栄養素は、
ビタミンC、葉酸、イソチオシアネート、食物繊維、消化酵素


・イソチオシアネートが効能が高く、
食欲増進、がん・梗塞予防、食中毒予防、アンチエイジング、
その他の栄養素でも動脈硬化予防やうつ予防などの効能がある

大根の先端部分を皮付き
セラミックのおろし器でおろすと、イソチオシアネート豊富になる

・空気に触れないように、
おろしたらすぐに食べるか、密閉して冷凍する

ちなみに、冒頭での私の

「大根おろしで余った水分を飲むのが実はよかった」というのは、
この水分にも栄養素は大量に溶け出していて(特にビタミンCは水溶性です!)、
このおろし汁は口内炎などの炎症に効果的
だそうです。

また、はちみつを加えれば
咳などの喉のトラブルに対してもよいそうです。
大根飴と同じシステムですね。

以上、大根おろしは辛みこそが健康のもと!ということでしたが、
辛い大根おろしは嫌だ~、ほっくり甘いのがいい!という方もおられると思います。

栄養素ばかりが食ではないので、心の栄養のために普段は甘い大根おろし、
というのでも全く問題はないと思いますが、辛いのができたからといって食べない!ということは勿体ないので、たまには薬だと思って食べてみてはいかがでしょうか。

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