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「他力本願」の正しい意味とは?誤用しがちな言葉なの?
突然ですが、質問です。

あなたは「他力本願」という言葉を聞くと
どんな一シーンを思い浮かべますか?

もしくはどういう時に使ってきましたか?

おそらく多くの人が、まったく他力本願なんだから。
というような使い方をされているのではと思います。

そして、意味としては、

他人任せに近い言葉として
使われているのかなぁと思います。

だけど実は、私たちが思っている意味と
正しい意味は全く違うものでした^_^


折角なのでこの機会に正しい意味を押さえておきましょう。
それでは本文をお楽しみください^_^

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他力本願の一般的な使われ方


不名誉なことに「誤用」されることが多い言葉として
「ランキング入り」している「他力本願」という言葉。


その言葉の本来の意味等は次の項目以降で話しますが、

その前に普段この言葉がどのように
使われているのかを見ておこうと思います。

よくあるのはやはり、冒頭で述べたような使い方ですよね。
そう。「他力本願なんだから」ってやつです^_^

でも、これって実は・・・。

おっと。それについては次の項目から話していきますね。
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他力本願の正しい意味


それではいよいよお話しますね^_^

そもそも他力本願とは、浄土真宗における
「阿弥陀仏如来の本願」による救いを意味しています。


※阿弥陀仏如来の本願・・・
他人の為に力を尽くして救ってあげること。


「自らの修行などによって悟りを得るのではなく、
仏の力によって救済されること」
が、本来の意味なのです。

私達が思っていたような意味は
どこにもないことに驚きました。

なのに、なぜ実際には「この正しい意味」で使われず、
もともと無かった意味の方が主流になったのでしょうか?

それは「他力」という表記に
原因があるのではないかと私は思っています。

なぜなら、日本人は割と自力で解決することを
素晴らしいとするところがあります。

そのため、「自力」の対義語として
「他力」を置いてしまったのでしょう。

そして、「他力=他人の力を借りる、頼ること」としているので
頼ってばっかの人を見るとつい言いたくなる。

そんな使われ方のように思います。

だけど、実は他力本願の他力って
そういう意味じゃないんです。


この言葉に込められた本当の意味
由来を知ると「他力本願」が何かよく分かります^_^

それではそれをみていくことにしましょう。
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他力本願の語源は?


これは先の項目でお伝えしたように仏教に由来します。

そして、どういうものを他力本願というのかは、

親鸞の『教行信証』(『真宗聖典』P.193)
次のように載っています。

「他力とは如来の本願力なり」と。

ここでいう「他力をたのむ」は、
世間一般で言われているような他人任せ
依存的などのイメージや使われ方とは違い、

親鸞の言う他力は例外なく
「阿弥陀仏の本願力」を指します。

そのため、あてにするの意味の
「頼む」でなく「憑む」という字を書きます。

なぜなら、「憑」は拠り所にすると言う意味があるからです。

この意味を知っていれば、
「他力本願」の使い方イメージ出来そうですね^_^
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これは誤用なの?


そうですねー。間違いではあるのですが、

あまりにも本来の意味でない意味
使われ方で広まっているので非常に答えにこまります。

なので、「間違いだけど間違いじゃない」
としか言えないと思います。

その上でなのですが、折角正しい意味を知ったのなら
正しく使いたいと思うのが自然ですよね^_^

そこでご提案なのですが、

昨日まで「他力本願」と言っていた部分を
「別の言葉に置き換える」もしくは「使わない」
というのはどうでしょうか?

と申しますのも、あくまで「他力」
「阿弥陀仏の本願力」を指し、

「自分で努力せず人任せ」という意味ではないため、
その方が「好ましい」かな。と思います^_^

最後に・・・


長文お付き合い頂き有難うございました。
少しはお役にたったでしょうか?

簡単ではありますが、
今一度まとめさせて頂きます^_^

1.他力本願とは、浄土真宗における
「阿弥陀仏如来の本願」による救いを意味しています。


※阿弥陀仏如来の本願・・・
他人の為に力を尽くして救ってあげること。


自らの修行などによって悟りを得るのではなく、
仏の力によって救済されるのが本来の意味

2.一般的には「あいつ他力本願だよなー」
と使われることが多い。


3.誤用かどうかについては何とも言い難い。

その理由としては本来の意味で使われるより、

もともとは「なかったはずの意味」の方で
広まっていってしまい、今も使われているから。

しかしながら、折角正しい意味を知ったのなら
置き換える、使わないことをおすすめする^_^

最後まで読んでくださり、有難うございました。

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